ウェット式専用「じゅうそう研磨剤」
旭硝子製 「エコブラスト EB-60」
テスト結果とご案内

「エコブラスト EB-60」
はメーカー製造中止との事で当社も販売を終了致しました
受注生産で対応して下さるとの情報もありますので個々でメーカーにお問い合わせ下さいませ


 メーカー公称値
EB-60
  当 社 実 測 値
 粒 度 0.3ミリ    長辺0.5ミリ 短辺0.3ミリの角が鋭利なカマボコ状
 新モース硬度 2.5   水と混合後は時間の経過と共に柔らかくなると予想
 比 重  1   1.3

メーカーでは上記「EB-60」の他に EB-10 粒度2ミリ、 EB-20 粒度1ミリ、 EB-80 粒度0.2ミリ、 EB-100 粒度0.1ミリと御座います。
全国のウェット式には「EB-60」が当然のように使用されております。


 水と混合直後の溶解率は食用重曹の半分以下で水温20度において5%
 
 時々撹拌し1時間後 溶解率に変化なし

24時間後の拡大写真
多少角が取れています
 時々撹拌し24時間後の溶解率は10%程度でした。
 長時間の繰り返し利用の可能性が期待されます。
 但し、研磨開始と共に強烈な撹拌が繰り返される為に研磨剤の粉砕又は溶解が増加
 します。
 上記見解においてトータル的に作業性は当社品ガラスビーズ#80と同等とみなします。

 96時間経過後も外観上の変化はありませんが多少角が丸くなっていました。
 気温や室温が上がると溶解率も上がりますので注意が必要です。
 当社製「WET-007」にてテストです。
 エアー圧0.6Mpa   エアー量毎分80リットル程度   ピンクノズル穴径4ミリ
 研磨剤1Kgと水1.3Kgを混ぜて投入
 (これは当社製装置の吸い上げ構造並びに研磨剤溜まりの傾斜角度により異なります)
 テストの為にわずかな研磨材量です、本番は研磨材量を4Kg程度にすれば沈んだ研磨剤を
 中央にかき集める作業性が楽になりす。
 
 比重が他の研磨剤と比べ軽いためか角型形状にもかかわらず沈殿後の固着が少ないよ
 うです。
 しかし、当社品ガラスビーズ#80と比べると放置後の固着は角型の為に少し絞まる感じが
 します。

  注意・・市販の「SB-07」や当社製「SB-007」はウェット式には使用出来ません。
      水の漏れがひどく、照明器具やスイッチ関連が壊れたり感電致します。
      当社製「WET-007」は完璧ではありませんが防水処理を施してあり、ドライ式にも共
      用出来ます。

     
 ウェット式は水と共に研磨剤を噴射するために対象物に研磨剤自体が全面衝突する物では
 ありません。
 ドライ式と比べ研磨剤の疲労は少ないですが硬度と溶解率と水温をわきまえて使用する事が
 大切です。

 本来ブラストはフタを締めて噴射致します
 馴れてくると水しぶきの過大発生角度がわかってきますのでフタは開けたままで屋外で使用
 する方が多いです。
 左腕に重点的に研磨剤のしぶきがかかり白くなりますのでカッパでも着ると良いでしょう。
 対象物との距離は研磨力により加減が必要です。
 上記のテストを1時間繰り返した経過後の拡大写真です。
 角が多少取れて小さくなっている物もあります。
 アルミナ#120を使用している当社テスト機「SB-007」のブラストガンです。
 表面はザラザラ状態です。
 最初にマスキングテープのすぐ左側の1cm幅をガラスビーズ#80でドライブラストしました。
 光っている部分です。

 エアー量が毎分150リットル程度コンスタントに出るコンプレッサーならピンクノズルの口径、
 5又は6ミリを使用する事により研磨面積も大きくなります。
 次にその左側の2cm幅をエコブラストEB-60でウェットブラストしました。
 研磨の移動スピードは大手メーカー品と同じく1秒で約5ミリ程度の速さでして見ました。
 ノズルから5cm離して研磨パターンは約2cm程度です。
 アルミ製品は研磨が早く出来ますが鉄は時間がかかります。

 かすかに境界線が見えますが肉眼ではガラスビーズ#80でのドライブラスト部分の方が
 光沢があります。
 これはガラスがコーティングされているためです。
 コーティングが時間の経過と共にはがれるとウェット式に軍配が上がるでしょう。

 大手メーカーの高級品のように高圧では無く、ノズルの数も少ないですが家庭用コンプレッ
 サーでも時間をかければこれだけの加工が出来ます。
 直径25mmのアルミ丸棒の旋盤材料です。
 エコブラストEB-60でウェット研磨して見ました。
 かなりいい感じで購入時素材の表面が出て来ました。
 これは当社品ガラスビーズ#80を使用しウェットブラストしたのと同じ仕上がり具合です。
 
 材料屋さんがサビた素材を再販する場合は当社品ガラスビーズ#80でドライブラストの
 方が簡単で便利です。
 鉄製の水道配管部品です。
 上記のサビたネジ部分をエコブラストEB-60でウェット研磨して見ました。
 ノズルとの距離は2cmです。

 当社品ガラスビーズ#80を使用したウェット式よりもサビの落ち具合が良いみたいです。
 重曹成分が関係しているのでしょうか。
 
 鉄製パイプレンチです。
 上記をエコブラストEB-60でウェット研磨して見ました。
 材質や硬度にもよるでしょうが、パットしない出来です。
 乾いて重曹が結晶化すると取れにくいので、すぐに水洗いが必要ですがアルカリ性にて
 サビの発生はなさそうです。

 このような物は当社品ガラスビーズ#80でドライブラストの方が良いです。
 鉄製のコーヒー缶も10秒ほどで写真のように表面がはがれます。
 ノズルとの距離は2cmです。
 


総 評
肉眼での研磨結果はドライ式で当社品ガラスビーズ#80を使用した方が光沢があります。
しかし顕微鏡で確認するとエコブラストEB-60でウェットブラストの方が表面が細かく平らになっています。
これはドライ式だとガラスが表面にコーティングされた為に光沢が発生した物です。
コーティングが剥がれるとウェット式に軍配が上がるでしょう。
ドライでもウェットでも当社品ガラスビーズ#80を使用した場合はエアー清掃又は水洗いだけでサビの発生は少ないですが、エコブラストEB-60で
処理した後は対象物が乾き始めるとすぐに研磨剤の溶解分が硬く白く乾燥してくる為に水洗いが必要でなるべく早期にサビ止め処理が必要です。
当社品ガラスビーズ#80を使用しウェットで使用した場合と、エコブラストEB-60は同等の仕上がりでした。
エコブラストEB-60は「じゅうそう」ですから洗浄力には素晴らしい物があります。
当社ではまだまだテスト不十分ですが、世間ではウェット式に大変な興味を示しておられるお客様も多く「WET-007」も大人気となりました。
エコブラストEB-60の作業終了後保管は、目の細かい網にあけて水を切り乾燥させて下さい。そのまま放置するといずれ溶解して無くなります。
当社品ガラスビーズ#80の作業終了後の保管は水が混ざったままバケツに移して下さい。ドライ式に再利用する場合は目の細かい網にあけて
水を切り乾燥させ、塊りを砕いて使用して下さい。